人工芝の裏側接地面は衛生的に大丈夫か?

【心配】人工芝の裏側、地面の湿気などが気になります…

Q先日ベランダで布団を干しているときに、ふと気付いたことがありました。ふとん干し、って風を通して光を当てて、ふとんの中にダニやカビが発生しないようにするわけですよね。もし逆に、風通しがすごく悪くて光が当たらないスキマがあったら、そこはとても不衛生で恐ろしいことになるわけです。で、そのとき足元には人工芝が・・・思わず、そのシートの下を想像してぞっとしてしまいました。玄関のアプローチの両側の地面にも人工芝を敷き、その上にプランターを置いているのですが、いったいどうなっているか心配です!

A気になるときはまず、思い出してください。そのベランダや玄関に、まだ人工芝が無かったころ、その床面・地面に水が貯まっていた、つまり水はけの悪いスペースだったかそうではなかったか、ということを。どうでしょうか、たとえ思い出せなくても、今、人工芝の上からホースなどで水を流してみてください。それできちんと人工芝の上や裏側を通して排水溝に流れ込んでいれば、芝がないときより多少蒸発するスピードは落ちますが、OKです。

本来、人工芝などのプラスチック製品は水をはじきやすく、またとくに芝状になっているので空気に触れる面積は広くなっており、最近の製品であれば非常に乾きやすくなっています。水はけを気にして木製のすのこを芝の下に置いている人もありますが、これはかえって水分を含みやすく、湿って朽ちたりカビの原因になってしまいます。

ただ、現在売られている人工芝は値段も種類もさまざまですので、お使いの人工芝、端っこをめくってみて、穴が開いているか、確認をしてみてください。水はけが悪いものであったり、古くなって網状の目が詰まっている場合は、交換を考えるか、プラスチック製の網か専用の水はけシートを敷くといいと思います。この古くなった、というところがポイントで、もし余裕があれば、新しい人工芝、それも耐久性、耐光性に優れたものを選ぶのも一つの選択として検討してください。

地面の上に敷いているという玄関先のお話ですが、上で書いたように水はけをよくすると、元気な雑草くんが生えてくることもあります。逆に防水シートを敷いて、人工芝の上(または裏面)を水が流れるようにすると手入れが楽です。さすがに防水されて光が届かなければどんなに元気な雑草もおとなしくなりますし、カビや微生物も育たない環境になり、むしろ人工芝があるほうが心配せずに済む、ってことになります。