古くなった人工芝を取替える際の注意点は?

【お悩み】祖父の家の古くなった人工芝、取り替えるときの注意点は?

Q秩父の山に近い所に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんの家、だいぶ古くなってきてきました。最近は、遊びに行くたびに壁紙を変えたり、水道漏れを直したり、新しいテーブルを持って行って、古いのを処分したりしています。主人がホームセンターで工具を買って、自分で修理するのが好きなタイプなので助かっています。が、前回行ったときに、ちょっとした宿題が出ました。この家の庭は、10年くらい前に、雑草除けのためかなりの面積を人工芝で覆ったのですが、だいぶ古くなってきて、はがれて地面が見えているところがあり、葉っぱも切れたり固くなったりしていて、連れていった息子・娘が転んだりして手をついたときにけがをしないか、など気になっています。また人工芝を取り替えようという話になりましたが、どんな製品を選んで、どんな敷き方がベストでしょうか?

Aホームセンターでついつい工具を買ってしまうって気持ち、わかりますね~。とくにウチでは奥さんが工具やDIY作業好きで、玄関の床にタイルを敷くといった時間がかかる作業を黙々と一日じゅうやってます・・・。たぶん質問にあったご主人もそんなタイプかと。そんな人には人工芝の張り替えは、手を掛けただけ見た目ががらっと変わる、充実感を味わえる作業かもしれません。

と、いうのも、屋外に放って置かれる人工芝って、意外とハードな環境にさらされます。雨水や強風、土ぼこりが貯まったり、人に踏まれたり、夏の強い日差しを浴びたり・・・。なので、設置するときの最初がカンジンなのです。まず、耐久性が高くて、デザインや色が好みのものを、予算の範囲で選びます。の、前に、きっちり敷く場所の寸法を測りましょう。だいたいでいいので、縮尺図を書いてみて、売り場でそれに合った面積分を購入します。ムダを省くことができまし、これが後々の作業で生きてきます。

実は、人工芝のはがれや劣化の原因の第一が、重なりやスキマだからです。重なっていると、踏みつけたときにダメージを受けるし、よく見ればその下にスキマがあります。ここに水が貯まったり、雑草が生えてきたりして、せっかく天然芝より手入れが楽だから人工芝にしたのに、いちいち補修していたら面倒です。しかも寿命が短くなってしまいますしね。

だから、買う前に必要な寸法を測る、パネル式であれば、はしっこはブロックやレンガできっちり他と区切るか(水の流れは悪くならないように)、外壁と接触するところはぴったり合うように切ります。ロール式の場合も同じように、敷くスペースに合わせてカッターやハサミで切ります。ハサミはできるだけ大きいものが疲れません。

もし、古い人工芝をはがしてみて、下の地面がデコボコしていたら、水たまりの原因になります。砂を買ってきて、まいて、きれいに整地してください。さらに丁寧な仕上がりにする場合は、遮光シートを敷いて、雑草や虫などの発生を防ぎましょう。まずは、寸法を含めて現状確認、あとはネットやホームセンター、あるいは人工芝専門店(施工店)でお気に入りのデザイン、カラー、機能の人工芝を選んでください!